かぶせ物

歯のためだけではなく、からだのために「素材」を選ぶ

かぶせ物についての画像

かぶせ物の選び方

歯にかぶせる物をつくるための「素材」選び。どうすればいいのか……?
口腔内の状況・耐久性・色・アレルギー・経済面…いろいろ迷って、「とりあえずこれで…」ではなく、納得して決めていただきたいからこそ、なんでもご相談ください。


かぶせ物の種類

オールセラミック①(ジルコニア)

天然歯に最も近く、自然な白さの歯を取り戻せます。
金属アレルギーを起こさない最高級の素材です。
価格:100,000円~150,000円

オールセラミック②(フルジルコニア)

セラミック素材で金属アレルギーを起こさない素材です。
天然歯に似た白さですが、微妙な色の指定ができません。
価格:70,000円~100,000円

ハイブリッド・セラミック+金属

セラミックとプラスチックの中間の材料で、天然歯と似た白さを取り戻せます。
オールセラミックにくらべると、劣化や色の経年変化があります。
価格:60,000円~120,000円

セラミック+金属

天然歯に近い白さで、耐久性に優れています。歯と歯茎の境目に金属が見えたり、下側の一部に金属が見える可能性があります。
価格:100,000円~120,000円

ゴールド(金)

天然歯に近い硬さで、他の歯を痛めません。歯にフィットし、耐久性に優れています。
噛む力の強い人におすすめです。
価格:70,000円~100,000円

パラジウム(銀合金)

健康保険が適用になるため経済的です。審美性・耐久性が他と比べて劣ります。金属アレルギーの方は注意が必要です。
4,000円~3,000円(3割負担で)

硬質レジン

前歯部のみで健康保険が適用になるため経済的です。
審美性・耐久性がセラミック類と比べて劣り、変色しやすいです。金属アレルギーの方は注意が必要です。
4,000円~5,000円(3割負担で)


かぶせ物についての質問・疑問

とにかく最高級の物を入れたい

一番効果な「オールセラミック」だからといって、すべての方に最適とは限りません。
あなたに最も適した素材を一緒に選びましょう。

白くしたいけどお値段が…

「オールセラミック②」「ハイブリッド」がお手頃でオススメです。
お選びいただける色のバリエーションが少ないので元の歯と調和できるかがポイントになります。

金属アレルギーがとにかく心配!

間違いなく「オールセラミック①」「オールセラミック②」が安心です。
歯の土台もグラスファイバー製にすることをオススメしています。

歯ぎしりするから割れるのが心配!

「ゴールド」が歯を削る量がいちばん少なく、適合性もいいので歯への負担が少なくオススメです。
金属色が気になる方は「オールセラミック②」のフルジルコニア製をオススメしています。




歯とかぶせ物との適合性とは?

簡単には「歯と詰め物やかぶせ物がぴったり合っているかどうか?」ということです。
例えば、歯と詰め物がぴったり合っていなければすき間ができます。すき間ができると汚れが溜まり、細菌が繁殖しやすくなります。
細菌が繁殖するとむし歯歯周病の原因になります。
つまり、適合性がいいほどむし歯や歯周病、詰め物やかぶせ物が取れてしまうなどのトラブルを回避しやすくなります。
かぶせ物や詰め物が長持ちし、お口の健康を保つためには適合性が良いことが条件です


高額の治療を行っても、お口の状態の急激な変化、歯ぎしりあるいは食いしばり等による予期せぬトラブルが発生し、壊れてしまうことがあります。

しかし、定期的なメインテナンス(約3~6カ月)を当院で行なっている方は治療後、歯が破損してしまい再治療が必要になった場合に、 アフターサポートを無償(一部有償)で受けることができます

詳しくは当院スタッフまでお問い合わせください。

かぶせ物の留意点

メタルボンドクラウン、ゴールドに使用する金属は数種類の中からお選びいただけ、それぞれで性質・価格が異なります。

かぶせ物を作成する間、TEC(テック)と呼ばれる治療中に取り付ける仮の歯(3000円)を作らせていただく場合があります。

ご希望の素材でも、口腔内の状況によっては制作できないこともあります。

掲載してある特徴、性質、価格はあくまで参考ですのでご了承ください。


※ご心配な点、ご質問などございましたらお気軽に医院までお問い合わせください。