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歯周病

歯周病とは?

 歯周病は歯周組織の1つである歯肉の炎症から始まり、初期においては、未だ歯周ポケット (歯と歯茎の間の隙間) が浅いですが、 さらに歯肉炎が進むと歯根膜が壊され歯槽骨の吸収や歯の動揺が見られます。 末期になると、歯周ポケットの深化と歯槽骨の吸収が著しくなり、口臭を伴うと共についには歯を失うことになります。
 しかし、歯周病は治らない病気ではありません。軽度であれば適正な口腔清掃と組織のコントロールにより十分治癒に向かいます。 また重度の歯周病であっても進行を停止して組織再生治療を行うことで機能する歯になる事が多いのです。

歯の歯周病チェック

1. 歯を磨くと血が出る
2. 歯ぐきが赤くなって炎症をおこしている
3. 歯ぐきが腫れてそこから膿みが出る
4. 触れたり押したりすると痛みがある
5. 歯がぐらついてきた
6. 歯を磨いても口臭がある
7. 歯石が沈着している
8. 歯が移動して歯並びが悪くなった
◎これらのいずれかに、症状があてはまれば歯周病が始まっています。

歯周病の歯ぐき


虫歯菌
健康な歯と歯ぐき
健康な歯は、歯と歯ぐきがしっかりくっついており、細菌の入る隙間がなく引き締まってピンク色をしています。

歯周病にかかっている状態
歯と歯ぐきの間に隙間ができ計測用の器具を入れると深く侵入できる位の歯周ポケットと呼ばれる空間ができてきます。

歯周病は何が原因となるのでしょう?

歯周病
矢印の乳白色の部分がプラーク(歯垢)です。
 歯周病の原因はプラーク (歯垢)です。プラークは歯を磨かないでいるとネバネバしてきますが、単なる食べかすではなく70%が細菌の塊です。このプラークがつきっぱなしになっていると細菌の増殖、歯及び歯ぐきの炎症の原因となります。

 このままにしておくと、やがては歯の骨を溶かして歯が抜けてしまう事になるのです。

再生治療について

 比較的軽い歯周病であれば、歯と歯の周りをしっかり清掃して清潔に保つ治療を継続していく事で治る場合もあります。
しかし、炎症等の症状が進行し歯周組織の破壊や骨の吸収などがみられれば歯周組織の再生・回復のための処置 (歯周外科手術)が必要となります。

歯肉炎
歯周ポケットは3mm以下であるが歯肉が発赤して歯間部が軽度に腫腸している状態。歯科衛生士による口腔衛生指導とスケーリングにより正常に回復します。

軽度の歯周病
多くの歯で歯周ポケットが3mm以下であるが少数歯に4mmのポケットが認めらる状態。 歯科衛生士による口腔衛生指導とスケーリングを行い改善が認められたところで深いポケット内で歯根に付着した細菌性物質をスケーラーや超音波スケーラーで除去し、 細菌に汚染された根面を滑らかにします。(ルートプレーニング)
また必要に応じて、罹患している歯周病細菌に対して有効な抗生物質を服用します。
(経口抗菌療法) 2〜3か月後に再評価して、メインテナンスに入ります。

中程度〜重度歯周病
軽度歯周病の治療をベースとして再評価後、歯周組織が破壊している部位に対して組織再生療法を行います。
組織再生療法とは、歯槽骨、セメント質及び歯根膜の再生を促進し、結合組織付着を形成させる歯周組織再生医薬品リグロスRや、 歯が生えてくる時に重要な働きをするタンパク質を精製したエムイドゲインRを使用して治療する療法です。
また、患者様から採血して遠心分離機にかけ、完全自己血由来のフィブリンゲルを欠損部に挿入して組織再生をさらに活性化させる治療を行います。

メインテナンス
歯周病の治療後には低定期的なメインテナンスを行います。必要に応じた治療と歯科衛生士による口腔清掃が健康維持には不可欠です。

歯周病治療例

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歯周病の進行に伴う歯肉の炎症と
歯の移動が見られます。
  歯周外科手術と同時に矯正で歯周
組織の再生と審美回復となりました。
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