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歯のお話

ワインと歯

11月を待ちこがれる人たちがいます。連休?いいえ、目的はワインです。11月はフランスワインの新酒ポジョレ・ヌーポーが 解禁になる月なんです。カレンダーを見てそわそわしている人、ワインのファンかも知れませんよ。

人気の秘密は口当たり

 ボジョレはフランスの地方名、ヌーボーは新しいという意味。ポジョレ・ヌーポーは、今年ボジョレ地方で収穫したばかりのぶどうを使ったフレッシユな赤ワインです。一時の爆発的ブームはおさまったものの、ポジョレ・ヌーポーは相変わらずの人気。デパートでは、この時期、特設コーナーが設けられているほどです。新酒というイペント性はあるにしろ、ボジョレという一地方のワインに、なぜこんなに人気が集中するのでしようか。
 その人気の秘密は、赤ワインには珍しい口当たりの軽さにあるようです。ポジョレ・ヌーポーは長期間熟成させるワインとは醸造法が違い、赤ワイン独特の渋み成分は押さえ、フルーティ一な香りや色を際だたせるように作られています。渋みが苦手という方もポジョレ・ヌーボーならだいじょうぶ。

ワインと御歯黒(おはぐろ)

 飲み始めたぱかりの人にはとっつきにくい赤ワインの渋みですが、ワイン好きにとってはこの渋みの成分はなくてはならないもので、ワインの味に奥深さとコクを生み出す宝物なのです。渋みの正体はタンニン。ウーロン茶などにも含まれている成分で、江戸時代に既婚女性が歯を黒く染めた、御歯黒の成分もじつはこれです。
 タンニンはむし歯を防ぐ物質と言われ、歯の健康にはプラスになりそうなものなのですが、御歯黒の習慣がない現在では、歯の表面につくと、きれいとは言い難いですね。タバコだけでなく、お茶やコーヒー、もちろんワインも、食べたり飲んだりすることで、歯の表面にはいろいろなものがついてしまいます。いつも通りの歯みがきでとれない汚れは、無理に力を入れて磨いたりしないで、歯科医院のプロにおまかせください。

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