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歯のお話

歯のお話

なおる力を活かす

歯が抜けたあとどうなる?
手足にすりきずができても、しばらくすると皮膚の表面は元通りになおってしまいますね。体は、傷や病気で傷んだ組織を修復し、再生する力を持っているからです。しかし、いくら再生する力があっても、まったく元通りになるとは限りません。跡が残るなど場合によっては、以前の状態と違ってしまうこともあります。

傷ついた部分がどこまでどんなふうに再生するかは体へのダメージの程度や組織の再生力によって違います。たとえば、歯の表面の<エナメル質>は一度損傷すると全く元に戻りませんが、歯を支える<骨>は再生力を持っているので骨はまた作られます。そこで、むし歯でエナメル質がこわされると自然にはなおらないのに、歯を抜いた穴は自然にふさがるというなおり方の違いが出てくるのです。

さて歯を抜いた場合、抜いたあとはどんな風になおっていくのでしょうか。
歯を抜いた直後、歯の抜けた穴には凝固した血液のかたまり(血餅=けっぺい)ができます。血餅はちょうどかさぶたのような役割をし、微生物や刺激を遮断して、傷口を守ります。

その後、血餅の表面で歯肉の細胞が増え、次第に傷□が小さくなっていきます。抜いた歯の状態によりますが、通常1〜2週間程度で歯肉がすっかり傷口をおおい、ほとんど気にならない程度にまで回復します。その後、造骨細胞という骨を作る細胞が現れ、今度は骨の再生が開始されます。造骨組胞は内部で木の枝をのばすように少しずつ骨を作り続け、1〜2ヶ月程度で、歯の抜けた穴はほぼなくなります。さらに数ヶ月で骨は周囲とほぼ同じ密度にまで再生します。

組織が再生する働き、体がなおる力は私たちの体を守ってくれているのです。なおる力が充分働けるように、歯やお口のケアをしていきませんか?

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