WSLO(世界舌側矯正学会)に参加してきました。

去る3月、ニューヨークでおこなわれたWSLO学会(世界舌側矯正学会)に参加してきました。
世界大会だけあって、各国から大勢の矯正専門医が、また日本からも何人かの先生が参加し、大変な盛り上がりでした。
アジアやヨーロッパ諸国をはじめ、舌側矯正をおこなっているほとんどの地域からたくさんの先生がお見えになりましたが、そこで感じたのが、ニューヨークで開催しているにもかかわらず、アメリカの先生が思いのほか少なかったことです。
これは審美的な意識の差もありますが、やはりアメリカでは矯正治療をおこなうことが当たり前になっているので、歯の表側に装置を着けることに抵抗があるかたは、少ないからでしょう。
そのため、アメリカの先生は、治療に熟練を要し、高度なテクニックが必要な舌側矯正は必要ないのです。

今回は私が以前に勤めていました歯科医院の院長が、大会長だったこともあり、積極的にセミナーやディスカッションに参加してきました。
世界的な学会でしたので、新しい装置やメカニクス、テクニックなどいろいろな話題がありましたが、やはりこのような学会のすばらしいところは、共通の話題をもつたくさんの先生方と日頃の治療の問題点や疑問点をディスカッションできることです。
私もいろいろな刺激を受けてきましたし、今回めでたく世界舌側矯正学会の認定医も取得いたしました。
今後は今回学会で得た知識を、皆さんの治療に役立てていきたいと思います。


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